コラム
Column
2022.11.18
タイの金型メーカーで日本品質を実現~設計から大量生産までおまかせください~
タイの金型メーカーで高品質の製作・生産が可能です
タイの金型メーカーは近年、ハイテク化・自動化などが進んでおり、また自動車産業の集積地としても製造業において注目されています。
そのため、タイの金型メーカーに依頼をして、金型製造から量産までをお考えの方もいるのではないでしょうか。
ただ、海外メーカーに依頼をするとなると、やり取りや品質に心配があるという声もあります。
しかしご安心ください。
タイの金型メーカーのNishii Fine Press (Thailand) Co.,Ltd.(NFP)は、日本の経験豊富な技術者が駐在しており、金型製作や量産加工も徹底した品質管理が行われています。
ご依頼は日本にある本社、西居製作所にご相談いただく事により発注することがも出来ます。
またご希望によって日本で金型製作しタイで量産加工、またはタイの金型メーカーNFPで金型製作しそのままタイで量産加工も可能です。
本社は日本の加工メーカー「西居製作所」だから安心
タイの金型メーカーNFPの本社は西居製作所という、日本の精密プレス加工(板金加工メーカー)です。
西居製作所は昭和24年に設立し、70年以上金型製作及び精密プレス加工(板金・金型の加工・製作)に携わってきました。
特に当社の優れた加工技術によるリフレクターは高い評価を得ており、特別なノウハウによって高品質で尚且つ指向性を高め(エネルギー削減)を実現しています。
その技術をタイでも可能にするために、2006年に子会社のNishii Fine Press (Thailand) Co.,Ltd.という金型メーカーを設立しました。
これにより、日本の本社と変わらない高品質を保ちながらタイで生産ができるようになりました。
タイでも確かな実績を重ね、2021年に金型メーカーのNFPは創業15周年を迎えました。
当社は試作から金型設計、量産まで対応しており、試作は日本・タイの工場のどちらでも1個から対応可能です。
タイ工場の生産体制や品質管理について
タイ工場での生産体制や品質管理について、気になる方もいるのではないでしょうか。
タイで本当に日本と同じ高品質のものが生産できるのか、ここではタイの金型メーカーNFPの生産体制や品質管理についてご紹介します。
実は、タイはアジアの中でもインフラ設備が整った国です。
そのため、日本の本社と同レベル、またそれ以上の設備を整えています。
日本では職人さんの匠技術でカバーできるものが、タイではその匠技術を設備で補っている物もあるため、日本より最新の設備もあります。
材料が入手しにくいなどの問題が発生しても、本社工場と即座に連携することでお客様のご要望へお答えいたします。
では実際にタイではどのような環境で生産しているのか、また検査設備などについて詳しくご説明します。
金型製作や部品製作の検査体制を完備
当社のタイ工場では、金型製作や部品製作の検査体制を完備しております。
プレス作業場と検査部門は完全に区切られているため、ホコリや塵屑などの異物の影響を受けにくい環境を整えています。
このように、管理された環境を保ちながらそれぞれの作業がおこなわれているため、品質の良いものをご提供できるのです。
また、NFPでは加工に使用する材料の保管にも気を配っており、決められた温度・湿度の中で保管しています。
材料の中には温度や湿度など環境の変化で寸法が変わってしまうものがあり、製品不良の原因になることもあります。
当社のタイ工場では湿度や温度などを徹底的に管理することで、精密さが求められる加工・製造に対応できるのです。
社内での金型製作と補修メンテナンス
お客様の求める品質を保つには、社内での金型製作と補修メンテナンスが必要になります。
タイの金型メーカーNFPでは、金型製作からメンテナンスまで、全て自社内で行います。
この体制を整えることができたのは、2011年より昭和精工株式会社と業務提携し、合併子会社であるNS FINE TOOL CO.,Ltdが設立されたからです。
NS FINE TOOL CO.,Ltdでは、金型の設計からアフターサービスまで行っており、金型大セット、インサートリング、マスター大セット、スペアパーツなどを製作しております。
また、タイではあまり普及していないファインブランキング(FB)金型という特殊な金型の、設計〜メンテナンスにも対応可能です。
これにより、設計から製作、メンテナンスまでタイで行うことができ、よりお客様のニーズにあわせた製作が可能となりました。
生産・検査設備について
タイの金型メーカーNFPでは2015年から設備投資を本格化し、現在では順送金型による半自動化が進んでいます。
プレス生産には主に35t~80tのサーボプレス機を導入しております。
設備が整っているからこそ、光学部品や自動車産業向け部品など安全要求の高い部品など精密さが求められる部品の加工、また表面処理された材料の加工にも対応できるのです。
もしタイ工場での部品製造の際に異常があったとしても、現場に設置された4つの検出センサーが感知します。
そして異常が発生した原因にあわせて、現地スタッフで対応できるよう体制を整えております。
検査につきましては、以前は目視による検査をしておりましたが、2015年から検査機器や分析機器を導入しました。
日本から導入した検査機器もあり、目視よりも精密な検査が可能となりました。
このような徹底した検査体制により、ISO/TS16949(自動車産業の品質マネジメントシステム規格)の認証規格を取得したことで、タイ国内でも信頼性を高めています。
順送金型製作の流れ
西居製作所ではご注文をお受けし、お客様のご要望に沿って日本の工場かタイの工場で製造するか選択することができます。
まずは西居製作所までご連絡ください。
お問い合わせ内容に沿って、柔軟にご対応させていただきます。
ここでは一例として、金型製作を設計からご依頼した場合の流れについてご紹介します。
- コンサルティングを行い、必要であればVE提案をさせていただきます。
※VE提案・・・性能や機能を維持もしくは向上させながらコストダウンを図る方法を提案すること - お客様のご要望をもとに設計します。
- 金型を製作し、プレス加工を行います。
設計、金型製作、プレス加工は子会社のタイの金型メーカーでも対応可能ですので、生産場所のご希望があればお申し付けください。
試作は1個から、生産時には量産にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
金型メーカーをお探しの方へ
金型メーカーをお探しの方はぜひ西居製作所へご相談ください。
西居製作所では、日本の本社の工場か、タイの工場(金型メーカー)のどちらで生産するかご希望に沿ってご対応いたします。
西居製作所は精密プレスの金型設計・成形一貫で承っております。
タイの金型メーカーNFPでも量産は可能ですので、どこでご依頼するか迷っている方はまずはご相談ください。
お見積りやご相談は下記お問い合わせ窓口よりご連絡ください。
【お問い合わせ窓口】
電話番号:03-3751-4203
(平日8:30~17:30、土日祝休)
お問い合わせフォームはこちら